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とあるところにseptemさんとoctoさんと言う人が居ました。
(septemは英語のseven(7)の由来、英語のオクトパス(8つ足)はoctoから来ています。)
それぞれの名前の通り、septemさんは『7つ目の月』を、octoさんは『8つ目の月』を守っていました。
『7つ目の月を護る者』『8つ目の月を護る者』と言うことで、それぞれ『September』『October』と呼ばれる様になりました。
しかし、ある日、11番目、12番目の月を護っていた『Januarius』『Februarius』が造反を起こしました。
月の数は純粋な個数であって、別に序列って訳じゃないんですが、二人には自分達が残り物の月であると言う事が耐えられませんでした。
二人の造反は見事に成功。
それぞれが、『1つ目の月』『2つ目の月』の守護者になる事になりました。
二人がいきなり1つ目、2つ目に割り込んで来た為、残りの守護者達は必然的に2人ずつ『ずれる』事になりました。
『7番目』の『September』が9つ目の月を、『8番目』の『October』が10つ目の月を護る事になったのです。
勿論、二人はこれを快くは思いません。
自分の名の月を護る事に誇りを持っていたからです。
しかし、自分達に誇りがあったのと同じ様に、Januarius、Februariusの二人にもこだわりがあったのかも知れません。
二人の身勝手は決して許されるものではありませんが、彼らを動かした『こだわりの気持ち』もよくわかります。
仕方なく、septemとoctoの二人はこの異動に従う事にしました。
これもまぁ大人の事情です。
そして時が経ち、人の言葉で言えば『ユリウス』と言う人物が活躍していた時代。
ユリウスには一つの大きな悩みがありました。
「いくらこの時代で富と名声をかき集め、如何なる者も屈服させたとしても時間の流れには逆らえない。我が名声が永遠に消えることなく語り継がれる方法はないのか・・・。」
所詮人の一生などせいぜい100年以内。
人類の歴史に比べれば一瞬です。
このユリウスの悩みは歴代の全ての権力者の悩みだったでしょう・・・。
この解の無い問題にユリウスは一つの答えを導き出します。
なんと、彼はたった100年しか生きられない自分の肉体と決別するのです。
そして彼は、『Julius(ユリウス)』と言う名の7つ目の月の守護者になるのです。
彼は『暦』と言う、人類にとって無くてはならない物となってこの世に永遠にその名声を残すのです。
そして時計の針は少し進んで、ユリウスの姪の子、アウグストゥスが初代ローマ皇帝の時代。
アウグストゥスもユリウスと同じ様な事を悩んだ挙句、やはり同じ様な答えを見つけます。
そして、アウグストゥスは自分の誕生月である8つ目の月の守護者、『Augustus』になりました。
お ま け☆ お ま け☆ お ま け☆ お ま け☆ お ま け☆ お ま け☆
以上が現代のキリスト教暦の直接的な原点であると言われているユリウス暦であります。
ちなみに、『ユリウス』の正式な名前が、『Gaius Julius Caeser 』(ガイウス・ユリウス・カエサル)。
シェークスピアで有名なシーザーのモデルだったりします。(ラテン語:カエサル=Caeser=シーザー:英語)
え?そん事知ってるって?
・・・すみません(笑)
あ、あと、このユリウス暦とキリスト教暦の間に『グレゴリオ暦』と言う物があります。
ローマ教皇のグレゴリオ13世さんが、ずれまくりのユリウス暦を改良したものです。
ここで初めて『うるう年』と言うシステムが誕生していたりします。
ちなみにグレゴリオと言えば『グレゴリオ聖歌』のお話とかがあったりしますっ!
∑はっ・・・!?こっちの方がキリスト教な感じがしますね。
今回別にキリスト教なお話してないや(笑)
・・・・septemさんとoctoさん、突然の異動がなかったらユリウスとアウグストゥスにお仕事奪われてましたね。
JanuariusさんとFebruariusさんに感謝☆感謝☆